基礎知識

くすみとしみ
美白を保つためには、まず肌のトラブルを解決しなければなりません。
肌のトラブルの代表的なものとしては、顔の小じわやくすみ、しみなどがあります。
ここではまずくすみについて考えていきたいと思います。
くすみをなくせればそれが美白につながるからです。
くすみとは、意外に自分ではわかりにくいものです。
顔と首の色が違うと感じたり、おでこと髪の毛の生え際の色が違うと感じたり、肌の境界線で見比べてみるとくすみは意外にでているものです。
皮膚と細胞の中の脂肪分が酸化することにより黒ずんでみえる状態を「くすみ」といいます。
肌のくすみの原因はいくつかあります。
皮膚が古くなり皮膚細胞にメラニンを含んできます。
その皮膚をいつまでも肌に残していると、くすんでみえるようになります。
つまりくすみは、皮膚の新陳代謝がうまく行われていないということです。
またクレンジングなどできちんとファンデーションを落とさないとその油が酸化して黒ずんでくすみになります。
洗顔やすすぎもきちんと行わなければなりません。
放置すると洗顔でくすみが取れなくなります。
細かいしみがたくさんあっても、遠くから見るとくすんでみえます。
メラニンが皮膚の表面ではなく奥の方にあるときにも、透けてみえてなんとなくくすんで黒くみえることがあります。
肌に炎症を繰り返して何度も起こしているとこのようになることがあります。
また肌の中の血流が悪い場合、血液がうっ滞するので肌が黒くくすんでみえることがあります。
しみは肌の内部で起こり、くすみは肌の表面で起こります。
このようにくすみには様々な理由がありますが、基本的にはメラニン色素が皮膚にたまっていることが原因です。
くすみをなくすためにはメラニン対策を行うこと、またそれぞれの原因に合わせた対策法を考えなければなりません。
しみになる前のくすみの段階で早めにケアすることが大切です。
原因と対策
くすみやしみの原因として考えられる要素は、紫外線によるもの、加齢からくるもの、疲労や睡眠不足などがあります。
血行不良などにより体の血液循環が悪くなり皮膚の中に栄養や水分が行き渡らないと起こります。
肌をエアコンなどで乾燥させる環境もよくありません。
またたばこを吸う人にも多くみられます。
体全体の血液循環がうまくいかない冷え性の人などもくすみができやすいです。
食生活も影響を与え、鉄分やビタミンなどが少ない人は皮膚にも栄養が行かずくすみができます。
これらのことは全て美白になる、そして美白を保つためにも有害なことです。
これらを踏まえて、くすみ対策として挙げられるのはまず体の血行をよくすることです。
そのためにはお風呂が一番です。
お風呂にゆっくりと入って全身の血液の流れをよくしましょう。
次に肌に水分を与えることが大切です。
乾燥した肌に潤いを持たせるために化粧水などをたっぷり多めにつけるようにしましょう。
つけたあとは水分が蒸発しないように乳液などをつけて閉じ込めます。
基本的なことですが、古い角質を肌に残さないことがまず肝心です。
ですからクレンジングや洗顔、すすぎをしっかり行うことが大事です。
体の血行をよくするために、お風呂だけではなく適度の運動も必要です。
たばこを吸う人はできれば禁煙しましょう、無理ならせめて本数だけでも減らしましょう。
食生活について、うまく栄養のバランスを考えて食事を取れない人は、サプリメントなどを利用してビタミンC、EやLシステインなどを摂取するようにします。
そして何よりも疲れを残さないように睡眠を取る事が大事です。
日常生活の中で行えるこれらのことを意識するだけで、くすみやしみ対策はバッチリです。
その先には美白が待っています。
メディカルピーリング
美白になるために、くすみやしみの治療を医学的に行う場合、美容外科や皮膚科を受診します。
その場合の治療方法のひとつとして「メディカルピーリング」があります。
「メディカルピーリング」とは、くすみやしみの原因となってしまう古い角質を肌に残さないように化学的に取り除く治療法です。
ニキビやしみ、くすみやしみなどの治療として有効です。
つまり美白の大敵となる要素を全て改善してくれます。
まずグリコール酸や乳酸などを使って古い角質をとり、肌を柔らかくして新陳代謝を促します。
あるいはレーザー治療でフルーツ酸を使い角質を薄く溶かして毛穴の詰まりをなくします。
このようにして肌に刺激を与えて、透明感のある潤いを保った肌に皮膚自身が本来の機能を果たして再生するのです。
肌をメディカルピーリングで刺激して表皮のターンオーバーを高めると表皮の水分量も増えてふっくらとした柔らかいベビースキンに生まれ変わるというわけです。
これらの施術を行ったあとは、肌が再生されて薬剤などがとても浸透しやすい状態になります。
ですからビタミンCイオンを導入したり、美白剤の外用薬を併用したりするとさらにくすみやしみがとれて肌がきれいな状態になります。
このような施術は2週間に1度のペースで行います。
病院にもよるかもしれませんが、これを6回?8回続けたあとは、1ヶ月に1度のペースで施術をして様子をみることになります。
回数を重ねるとどんどん肌がきれいになりくすみやしみ、ニキビが消えてその効果を実感できることでしょう。
効果には個人差がありますから、具体的に何回できれいになるかは言えません。
フォトフェイシャル
くすみやしみを治療する1つの方法に「フォトフェイシャル」があります。
「フォトフェイシャル」では、顔の全体に光を当てます。
これは顔に有効な光で、当てることにより素肌が本来持っている美しさを呼び覚ます効果があります。
その結果生まれたての若々しい肌、美白になれるという治療法です。
さらに美白の大敵である色素沈着したメラニンにダメージを与えて、それと同時にコラーゲン再生を活性化させる働きがあります。
肌が内面からきれいになっていくのを実感することができます。
くすみやしみの原因となるメラニンなどの肌トラブルの元にフォトフェイシャルの光を当てるとその光のエネルギーが熱になります。
そしてそのトラブルの元にダメージを与えるのです。
フォトフェイシャルの光は、トラブルの元の部分にしか反応しません。
ですから素肌の健康な部分にダメージはありません。
トラブルの元をやっつけて同時に肌に有効なコラーゲンなどの成分を作り出す働きがある繊維芽細胞を活性化するので、表面だけではなく肌の内側から美しい肌に生まれ変わるのです。
これはあくまで光を当てる治療法です。
レーザー治療とは異なります。
例えるならばカメラのフラッシュみたいな光です。
人体に害はありません。
このフォトフェイシャルはとても体にやさしい治療法なのです。
実際の施術方法は、化粧を落として光を透過しやすいジェルを機械に塗ります。
目をアイマスクみたいなものでガードします。
その上から光を当てます。
先程の「メディカルピーリング」を併用するとより美白効果が上がります。
イオン導入
続いてくすみやしみの治療方法、「イオン導入」について説明します。
「イオン導入」とは、水溶液を微弱な電流を使ってイオン化して、肌のバリア層を破り真皮層へその成分を届けるという治療法です。
病院によって違いますが、ここで例を挙げる病院ではビタミンCやアミノ酸を有効成分として利用しています。
これらは美白にも効果のある成分として有名です。
この方法を使うと、直接肌に湿布するよりも200倍以上も浸透効果がアップします。
イオン導入を行うと、肌に有効な成分を効率的に一度にまとめて大量に送り込むことができます。
一般的にスキンケアを行うときは、ローションや乳液などを塗ってそれで終わりという場合が多いです。
この場合、ローションなどが肌に自然に浸透するのを待つしかありません。
結果、肌の中まできちんと浸透する量は、肌に塗った量のうちほんのわずか量しかありません。
けれどこのイオン導入をすると有効な成分に電気の力を加えるので、積極的に大量の成分を皮膚の中の奥のほうまで届けることができます。
皮膚にはバリアのようなものがあり、外部から異物が入らないように肌を守っています。
しかしながら肌に有効な成分も進入させないようにガードしてしまいます。
そのためどれだけいいものを、肌のくすみをとる効果があるものを塗ったとしてもなかなか肌の中まで浸透できないのです。
しかしこのイオン導入をすると、電気の流れによりバリアゾーンを通り抜けて、肌のくすみなどを改善し、美白にする有効成分を肌の中の奥のほうまで浸透させることができます。
一般的に、超音波導入と併用して行います。
プラセンタ注射
くすみやしみが消えると評判の「プラセンタ注射」。
プラセンタには美白、美肌効果や肩こりの解消効果もあります。
週に1?2回注射するとくすみやしみが消えてツルツルの美肌になると評判です。
「プラセンタ」は胎盤のことです。
胎盤の成分を元に肌に有用な成分を数百種類も含んでいます。
胎盤にはもともと胎児に栄養を送るという優れた機能があります。
これを利用して、胎盤が持っている豊富な栄養のエキスを美肌に取り入れたのがこのプラセンタ注射なのです。
プラセンタは保湿や美白に優れた効果を発揮する成分なのです。
多くの人が「くすみがしみが薄くなった」とか、「アトピーが治って美白を取り戻した」と驚きの声をあげています。
このプラセンタはかつて肝炎や胃潰瘍、更年期障害などの治療にも利用されていました。
近年は、美肌効果に人気が集まり、美容の分野で多く利用されています。
正しく使って、きれいな美白肌を手に入れましょう。
プラセンタ注射は、治療開始当初はある程度頻繁に接種しなければなりません。
その後症状が改善されてきたら、少しずつ回数を減らしていくという方法になります。
具体的には最初の2ヶ月間は、週に1?2回、その後は1?2週間毎に1回くらいで大丈夫です。
症状が改善されるには個人差がありますが、一般的には2、3回接種するとその効果を実感できます。
値段は美容外科によっても違うと思いますが、注射1本3,000円?4,000円程度です。
接種したあともそのまま日常の生活が送れるので安心して利用できます。
ハイドロキノン
「ハイドロキノン」とは強力な美白効果のある成分です。
「ハイドロキノン」は植物で抽出される美白成分アルブチンの仲間のひとつです。
効果としては、色素沈着の敵であるメラニン生成を抑制します。
「ハイドロキノン」は昔からしみの特効薬として知られていて、皮膚科で使用している成分です。
くすみやしみ、そばかす、キズなど炎症によるメラニンの色素沈着を改善し、美白へ導いてくれます。
その効果は、肌の漂白剤と評されるほどの医薬品です。
一般的に市販されている美白剤は医薬部外品なので、ある程度までしか濃度を高くできず効果も劇的なほどの効果はあがりません。
美容外科や皮膚科などの医療機関で入手するものは、濃度も濃くその分美白効果があり、医師処方なので安心して利用できるものです。
「ハイドロキノン」は強力な美白剤です。
しかしこれ単体では肌に浸透するのに時間がかかり、効果もなかなかあがりません。
そこで登場するのが「トレチノイン」です。
アメリカではしわやにきび治療薬として認可されていて皮膚の若返りの薬として多く利用されています。
「トレチノイン」にはピーリング効果があります。
これによりくすみやしみ、そばかすの治療を効果的にできます。
但し、ほくろや生まれつきある黒いあざなどには効果がありませんのでご注意ください。
スキンケアをして最後にくすみやしみ、そばかすなどの気になる肌部分に「トレチノイン」を薄く塗ります。
そして「トレチノイン」が乾いたらそこに「ハイドロキノン」を塗ります。
さらにその上に日焼け止めを塗るとさらに美白効果があがります。
肌が乾燥するので保湿ケアもきちんと行いましょう。
便秘
規則正しい生活を送り、生活のリズムを整えることは肌にとって大事なことだと先に述べました。
生活リズムができていないと、体も不調になり便秘などになりがちです。
便秘は美肌を阻害します。
美しい肌を保たなければ、美白を目指すこともできません。
また体の中から美しくならなければ、透き通るような美白の美しさをみせることはできません。
そもそも便秘とは胃腸で消化しきれなかった食べ物のカスや、体内細胞の死骸、腸内細菌の死骸や悪玉菌による毒素、老廃物などの塊です。
ですから体の中にこれらのものがとどまっていると、老廃物が体の外へは出ようとせず、もう一度吸収されてしまうのです。
それにより肌荒れなどのトラブルとして表面化するのです。
便秘にならないように、便秘を解消するいい方法としては、とにかく腸を元気にすることです。
腸の中には2つの菌、善玉と悪玉が存在しています。
悪玉菌が多く存在すると肌の色が黒ずんできて老化が進みやすくなります。
美白のためには、善玉菌を多く存在させることが必要です。
それでは善玉菌を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
それは乳酸菌を食べることです。
乳酸菌はヨーグルトや乳酸飲料などに多く含まれています。
他にもキムチや鮒寿司、ピクルスなどにも含まれています。
これらの食品から摂取することができますが、胃である程度消化されてしまい腸の中にまで到達しません。
そのため腸の中に確実に到達して吸収されやすく加工された錠剤や粉末などで摂取すると確実です。
美顔器
自宅で簡単にケアできて美白になれる「美顔器」。
最近は特にイオン導入を取り入れた家庭用の美顔器が美白ケアに人気があります。
そのため多くのメーカーから発売されています。
無添加化粧品として有名な「ハーバー化粧品」から発売されている「イオンマイエステ」。
肌に有効な成分であるビタミンCやミネラル分を多く含む美白美容液「薬用ホワイトレディ」を効果的に肌に浸透させるイオンケアを行います。
通常の洗顔やスキンケアでは落としきれないものまでイオンクレンジングが引き出してくれます。
微弱な電流を利用しています。
ローラーヘッドなので肌にやさしく使いやすいです。
本体も86gと軽量で持ちやすい形です。
イオン導入器専門ブランドの「エムシープラザ」から発売されている「ブロードイオン」。
プロも認めるホームエステ機器で、全身ケアできます。
1回のケアがたった15秒でできる簡単スピードスキンケアが人気です。
毎日続けるには従来の器械では時間がかかり面倒と感じる人も多かったと思います。
新開発された顔全体を覆うフェイスパッドで効率よくイオン導入ができます。
イオン導出クレンジングもできるので、週1回は肌表面に付着した汚れを取るとイオン導入がより効果的になります。
肌に効果的にビタミンCを届けられてハリのある美白肌になれます。
また新しくトリートメント美顔器として「YUUKI炭酸ミストシャワー」。
エステのようなスキンケアが自宅で簡単にできます。
炭酸ガスと融合して化粧水の成分が、肌に効率よく浸透します。
弱酸性のミストがでるので、肌をいためることなく使えます。
化粧の上からでもミストが肌を保湿してくれるので、化粧落としの手間もありません。
日焼け止め
日焼け防止をしっかりと行い、しみやくすみ肌をなくして美白になりましょう。
人気の日焼け止めは「UVカットスプレー」です。
雑誌などでも多く取り上げられた人気商品です。
パラベン不使用の無添加なので子供にも安心して使用できます。
さらに化粧の上からもスプレーできるので、簡単にUVケアができます。
夏場の紫外線が強い日のおでかけには欠かせないスプレーです。
保湿効果もあるのが肌にやさしくうれしいポイントです。
SPF50で1本3,360円です。
次に紫外線散乱剤を使用している日焼け止めとして「UVカット25」です。
肌に優しく紫外線をカットしてくれるので、肌トラブルを起こすこともなく美白になれます。
ウォータープルーフなので、夏場の汗にも強く、プールや海などでも使用できます。
しみやくすみの原因であるUVBを8時間以上もカットする優れものです。
さらにシワの原因であるUVAも防ぎます。
紫外線吸収剤は肌に負担をかけるので使っていません。
肌にやさしく働きかけて美白肌にしていきます。
ローズマリーの香りが心地いいです。
よくのびるので使用感もばっちりです。
内容量が30g入って2,625円です。
ドクターシーラボから発売している「プロテクションミルクのスーパーセンシティブ」です。
紫外線散乱剤を使用しているので肌に負担をかけない乳液です。
セラミドや植物混合エキスを配合しています。
肌本来がもつきれいさを引き出して美白肌に仕上げます。
内容量30ml入って価格は3,800円です。
ターンオーバー
肌の美しさは表皮と真皮で決まります。
表皮は大変薄い層で厚さが0.07?0.2mm程度しかありません。
さらに角質層、顆粒層や有棘層、基底層と4つの層からできています。
肌細胞はまず表皮の一番下の方にある基底層で作られます。
そこから約2週間かけてゆっくりと角質層付近まで押し上げられてきます。
角質細胞は死んだ細胞の集まりです。
これが10枚?20枚集まって角質層ができています。
この角質層まできた細胞はさらに2週間ほどで少しずつ押し上げられて自然に剥がれます。
これがターンオーバーです。
美白にとってもっとも大事なことです。
くすみやしみの原因となるメラニン色素は表皮の基底層で作られます。
しかし健康な肌でターンオーバーがきちんと行われていれば、角質細胞と一緒に押し上げられて排出されるのです。
ですから、ターンオーバーがきちんとできていれば、いつまでも肌の中にしみが残っていることはないのです。
逆にいうとターンオーバーが乱れていると古い角質がいつまでも肌に残って剥がれません。
そうすると肌が本来の姿ではなく、乾燥したりごわついたりします。
このような状態だと肌のバリア機能も低下して、紫外線などによる刺激から肌トラブルを起こしてしまいます。
ターンオーバーを起こさないようにするには、規則正しい生活、栄養のバランスを考えた食事、ストレスをなくす、睡眠をしっかりとるなど基本的な生活習慣の改善が挙げられます。
これらは美白を保つためにとても大切なことなのです。
ターンオーバーの乱れを改善すれば、他に面倒なお手入れなどをしなくても自然と美白につながり肌美人になれるはずなのです。
